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対弾道弾ミサイルとして開発がほぼ終わっていたERINTミサイル(Extended Range Interceptor Missile)を既に発射機として実績があったパトリオットの発射システムに載せたのがパトリオットPAC-3である。PAC-3はPAC-2までに比べ小型であり、今までPAC-2までのミサイルでは1発が入っていたミサイル・キャニスタにPAC-3なら4発が格納出来る様になった。これにより1発射機にPAC-3なら最大16発となる。対航空機においては1/3も小型であることから射程距離は半減した。破壊力を高める為、弾頭は近接信管だけではなくヒット・トゥ・キル(Hit-to-kill)、つまりPAC-3ミサイルの飛翔体全体を目標弾道ミサイルに直接衝突させ、その運動エネルギーによって目標を粉砕破壊する方式のものに変えられた。翼による姿勢制御だけではなく、ACM(Attitude Control Motors)と呼ばれるサイドスラスタを前部に装備し機動性を高めている。Kaバンドのアクティブ・レーダー・シーカーにより誘導される。

弾道弾ミサイルへの直撃をはずした場合の出来るだけの対処として、PAC-1で2グラム、PAC-2で45グラムであった破砕断片を225グラムペレット24個に変えて弾道弾の撃墜の可能性を高めている。PAC-3では航空機や空対地ミサイルの撃墜能力においては従来のPAC-2に劣るが、その代わりに高速で飛来する弾道弾を撃墜する複合型防空システムに生まれ変わった。

パトリオット・ミサイルPAC-2でも弾道弾迎撃の可能性はあり、湾岸戦争では一応スカッド・ミサイルの迎撃にも使用されたが、パトリオット・ミサイルは初期の設計段階から弾道弾迎撃は考慮されていなかったため当然限界がある。

パトリオット・ミサイルPAC-3はMSE(Missile Segment Enhancement)と呼ばれる向上計画が進行しており、フィンとロケットモーターの変更により最大で50%の性能向上が2008年に予定されている。

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